洞口依子さん、彼女の人生には、病気との闘いがあり、その強さと勇気が多くの人に希望を与えています。
また、夫との絆や支え合う姿勢も注目されており、その愛情深いエピソードは感動的です。
本記事では、彼女の病気、夫との関係、そして現在の活動について詳しく紹介します。
洞口依子さんとは
項目 | 詳細 |
---|---|
名前 | 洞口依子(どうぐち よりこ) |
生年月日 | 1965年3月18日 |
出身地 | 東京都 |
職業 | 女優、ミュージシャン |
病気 | 2004年に子宮頸がんを告知され、子宮と卵巣の全摘出手術を受ける。現在もリンパ浮腫の治療を続けている。 |
夫 | 葛西弘道(かさい ひろみち)、NHKディレクター。1997年に結婚。 |
母親 | 情報が少ないが、洞口依子さんの母親との関係は大切にしている様子。 |
現在 | 沖縄で療養生活を送りながら、女優業と音楽活動を続けている。自身の経験を綴った著書『子宮会議』を出版し、病気予防の啓発活動にも力を入れている。 |
代表作品 | 映画「ドレミファ娘の血は騒ぐ」、「タンポポ」、「CURE」、「呪怨」、ドラマ「愛という名のもとに」、「ふぞろいの林檎たちIV」 |
音楽活動 | ウクレレバンド「パイティティ」を結成し、アルバム『Paititi』を発売。映画『ウクレレ PAITITI THE MOVIE』も制作。 |
高校時代に、『週刊朝日』1980年11月7日号の表紙を飾った洞口依子さんは、その後、EPICソニー・スターメイキングコンテストで優勝しました。1983年には、雑誌『GORO』の「激写」モデルとして芸能界デビューを果たしました。
1985年、黒沢清監督の映画『ドレミファ娘の血は騒ぐ』で主役として初出演し、伊丹十三さんと共演しました。その後も黒沢監督や伊丹監督の映画に多く出演しています。
1986年、久世光彦さん演出の『女の人さし指』でテレビドラマ初出演を果たし、1992年にはフジテレビの『愛という名のもとに』、1997年にはTBSの『ふぞろいの林檎たちIV』などの作品で一躍人気となりました。
1997年に、NHKのディレクターの男性と結婚し、1999年にはウクレレバンド「パイティティ」を結成しました。
2004年に子宮頸癌を発病し、闘病生活に入ることになりましたが、2006年にはネットシネマ『マクガフィン』にて復帰を果たしました。
2009年11月7日からは、渋谷の映画館にて2週間にわたり「洞口依子映画祭」が開催され、彼女の活躍が再び注目されました。
洞口依子さんは他にも、「パイティティ」という名のウクレレバンドを結成していました。このバンドは、1999年にサザンオールスターズの関口和之さんのアドバイスをきっかけに結成されました。映像作家の石田英範さんとユニットとして活動し、2007年にはマキシシングル「マクガフィン」を発売し、各地でライブを展開しました。
2008年7月9日には、パイティティ初のアルバム『Paititi』が発売され、同アルバムから「ウクレレ・ランデヴー」のPVが原口智生監督によって制作・発表されました。また、バンドの活動を描いたドキュメンタリー映画『ウクレレ PAITITI THE MOVIE』も制作されました。
映画『ニンゲン合格』では、洞口依子さんが役としてウクレレを弾くシーンがあります。
洞口依子さんの過去の経歴
出演映画
映画タイトル | 公開年 | 監督 | 役名 |
---|---|---|---|
ドレミファ娘の血は騒ぐ | 1985年 | 黒沢清監督 | 主役・秋子 |
タンポポ | 1985年 | 伊丹十三監督 | カキの少女(海女) |
君は裸足の神を見たか | 1986年 | – | 寺島瞳 |
フリーター | 1987年 | – | 津村香織 |
マルサの女2 | 1988年 | 伊丹十三監督 | 奈々 |
ほしをつぐもの | 1990年 | 小水一男監督 | レポーター |
あげまん | 1990年 | 伊丹十三監督 | 純子 |
ミカドロイド | 1991年 | 原口智生監督 | – |
ハネムーンは無人島 | 1991年 | – | 岡崎みどり |
パイナップルツアーズ 第3話「爆弾小僧」 | 1992年 | – | 杉本 |
部屋とYシャツと私 | 1993年 | – | 水田香織 |
部屋 THE ROOM | 1993年 | 園子温監督 | 不動産係員 |
イルカに逢える日 | 1994年 | – | 直子 |
四姉妹物語 | 1995年 | – | 三崎麗子 |
あした | 1995年 | 大林宣彦監督 | 小沢小百合 |
勝手にしやがれ!! 英雄計画 | 1996年 | – | – |
スワロウテイル | 1996年 | 岩井俊二監督 | 星野 |
CURE | 1997年 | 黒沢清監督 | 宮島明子 |
ラブ・レター | 1998年 | – | – |
なで肩の狐 | 1999年 | – | 玲子 |
呪怨 | 1999年 | – | 中村先生 |
ニンゲン合格 | 1999年 | 黒沢清監督 | ミキ |
カリスマ | 1999年 | 黒沢清監督 | 神保千鶴 |
富江 | 1999年 | 及川中監督 | 細野辰子 |
マヌケ先生 | 2000年 | 大林宣彦監督 | おなご先生 |
およう | 2002年 | – | 岸たまき |
犬と歩けば チロリとタムラ | 2004年 | 篠崎誠監督 | 居酒屋の客 |
デビルマン | 2004年 | 那須博之監督 | – |
深紅 | 2005年 | 月野木隆監督 | 刑事 |
酒井家のしあわせ | 2006年 | 呉美保監督 | – |
ネットシネマ 探偵事務所5第18話・第19話「マクガフィン」 | 2006年 | – | 成子 |
一万年、後…。 | 2007年 | – | 母親 |
山のあなた〜徳市の恋〜 | 2008年 | 石井克人監督 | お凛 |
20世紀少年 | 2008年 | 堤幸彦監督 | 木戸美津子 |
パンドラの匣 | 2009年 | 冨永昌敬監督 | ひばりの母 |
ケンタとジュンとカヨちゃんの国 | 2010年 | – | 洋輔の母 |
ウクレレ PAITITI THE MOVIE | 2010年 | – | 『パイティティ』ドキュメンタリー |
百合子、ダスヴィダーニヤ | 2011年 | 浜野佐知監督 | 野上弥生子 |
アントキノイノチ | 2011年 | 瀬々敬久監督 | 永島逸美 |
飛べ!ダコタ | 2013年 | – | 村上敏江 |
猫侍 | 2014年 | – | 女中頭 白滝 |
バースデーカード | 2016年 | – | – |
沈黙 -サイレンス- | 2016年 | マーティン・スコセッシ監督 | – |
君の笑顔に会いたくて | 2017年 | – | – |
ミセス・ノイズィ | 2019年 | 天野千尋監督 | – |
白鍵と黒鍵の間に | 2023年 | 冨永昌敬監督 | 南の母 |
出演ドラマ
1980年代
タイトル | 公開・放送年 | 監督・原作・出演者 | 役名 |
---|---|---|---|
女の人差し指 | 1986年 | 向田邦子原作 | – |
木曜劇場「時にはいっしょに」 | 1986年 | – | 増川比呂子 |
風少女 | 1988年 | – | 津川雅彦の愛人 |
火曜サスペンス劇場「霊感を呼ぶ女たち」 | 1988年 | NTV / セントラルアーツ | – |
ハートブレイクなんて,へっちゃら | 1988年 | NHK総合 | – |
ツヨシしっかりしなさい | 1989年 | 森且行主演 | 井川敦子 |
北の国から’89帰郷 | 1989年 | 田中邦衛主演 | エリ |
東芝日曜劇場「ホームコメディー」 | 1989年 | – | – |
火曜サスペンス劇場「からくり人形の女」 | 1989年 | 日本テレビ放送網 / 東京映画新社 | – |
さすらい刑事旅情編II 第17話 | 1989年 | 宇津井健主演 | – |
大岡政談・魔像 | 1989年 | – | – |
1990年代
タイトル | 公開・放送年 | 監督・原作・出演者 | 役名 |
---|---|---|---|
翔ぶが如く | 1990年 | 西田敏行主演 | 竜馬の妻、おりょう |
李君の明日 | 1990年 | NHK総合 | – |
はぐれ刑事純情派第4シリーズ 第5話「出所した女・赤い糸の犯罪」 | 1991年 | 藤田まこと主演 | – |
土曜ワイド劇場「松本清張の数の風景」 | 1991年 | 島田陽子主演 | – |
検事・若浦葉子第4話 | 1991年 | 賀来千香子主演 | – |
愛という名のもとに | 1992年 | 鈴木保奈美主演 | 飯森則子 |
二十歳の約束 | 1992年 | 牧瀬里穂主演 | – |
JTドラマBOX泣きたい夜もある第3回「僕だけの女神」 | 1993年 | 木村拓哉主演 | – |
エトロフ遥かなり | 1993年 | 永澤俊矢主演 | ミチコ |
炎立つ | 1993年 | 渡辺謙主演 | 柾 |
菊亭八百善の人びと 幻の高級江戸料理!美人女将の細腕繁盛記 | 1994年 | – | – |
火曜サスペンス劇場「松本清張スペシャル・喪失の儀礼」 | 1994年 | 日本テレビ放送網、古谷一行主演 | 萩原美奈子 |
東芝日曜劇場「オトコの居場所」 | 1994年 | 三浦友和主演 | 望月玲子 |
BS日曜ドラマ「蔵」 | 1995年 | 松たか子主演 | 田乃内せき |
東芝日曜劇場「パパ・サヴァイバル」 | 1995年 | 堺正章主演 | 田乃内せき |
火曜サスペンス劇場「盲人探偵・松永礼太郎」 | 1995年 | – | – |
火曜サスペンス劇場「松本清張スペシャル・留守宅の事件」 | 1996年 | 古谷一行主演 | 栗山宗子 |
蔵 | 1996年 | NHK総合 | 田乃内せき |
ドラマ新銀河「時の王様」 | 1996年 | 水谷豊主演 | – |
さむらい探偵事件簿 | 1996年 | 高橋英樹主演 | トキ |
3番テーブルの客 第5話 | 1996年 | – | – |
土曜ワイド劇場「女調査員・おでん屋“ぽんた”探偵局第1作」 | 1996年 | 浜木綿子主演 | 磯貝光夫の娘・篠原綾子 |
土曜ワイド劇場「怪人食いしんぼ フグで殺す」 | 1996年 | – | – |
シングルス | 1997年 | 天海祐希主演 | 林千波 |
ふぞろいの林檎たちIV | 1997年 | 中井貴一主演 | – |
タブロイド | 1998年 | 常盤貴子主演 | 長谷川志穂 |
タクシードライバーの推理日誌(9)「時効直前消された殺人犯!」 | 1998年 | – | 女記者・麻里子 |
名探偵キャサリンシリーズ「清少納言殺人事件」 | 1998年 | – | – |
万引きGメン・二階堂雪(1)「万引きする女」 | 1998年 | – | レジ係・瀬川真理 |
女子刑務所東三号棟 | 1998年 | 泉ピン子主演 | – |
文化庁芸術祭参加作品「ディア・フレンド」 | 1999年 | 緒形拳主演 | – |
火曜サスペンス劇場「警部補 佃次郎(9)妻たちの真実」 | 1999年 | 西郷輝彦主演 | – |
2000年代
タイトル | 公開・放送年 | 監督・原作・出演者 | 役名 |
---|---|---|---|
月曜ドラマスペシャル「弁護士芸者のお座敷事件簿5 信州上山田温泉連続殺人事件」 | 2000年 | 藤田朋子主演 | – |
金曜エンタティメント おだまりコンビシリーズ(3)「芸能界殺しのオルゴール」 | 2000年 | – | – |
火曜サスペンス劇場「妻たちの戦争」 | 2000年 | 田中好子主演 | 中川理香 |
恋がしたい恋がしたい恋がしたい第7話 | 2001年 | 渡部篤郎主演 | 紫村一郎の亡くなった親友の元恋人 |
女と愛とミステリー「松本清張特別企画・ガラスの城」 | 2001年 | – | 三上田鶴子 |
土曜ワイド劇場「事件(9)赤ちゃんを誘拐して殺した女!」 | 2001年 | 北大路欣也主演 | 春山貴子 |
女と愛とミステリー「悪の仮面」 | 2001年 | – | 望月里奈 |
火曜サスペンス劇場「救命救急センター2」 | 2001年 | 斉藤由貴主演 | – |
月曜ミステリー劇場・月曜ゴールデン「示談交渉人 甚内たま子裏ファイル」シリーズ | 2001年 | – | 立木美帆 |
「おらが春~小林一茶」 | 2002年 | NHK総合 | – |
相棒Season1第2話「教授夫人とその愛人」 | 2002年 | – | 神林淳子 |
土曜ワイド劇場「お祭り弁護士・澤田吾朗(3)青森ねぶた祭~徳島阿波おどり日本縦断二大祭 1600kmを結ぶ連続殺人!」 | 2002年 | 高嶋政伸主演 | 三枝涼子 |
ビタミンF第5章「なぎさホテルにて」 | 2002年 | – | 久美子 |
火曜サスペンス劇場「警部補 佃次郎(14)永遠のナゾ」 | 2002年 | – | 浅井薫 |
女と愛とミステリー私はやってない!痴漢えん罪殺人連鎖 | 2002年 | – | 和久井幸子 |
NHK大河ドラマ「武蔵 MUSASHI」 | 2003年 | – | 城太郎の母・たみ |
ノースポイントポートタウン | 2003年 | – | 紺野奈美の母・敬子 |
金曜エンタテイメント浅見光彦シリーズ中村俊介版(15)「金沢殺人事件」 | 2003年 | – | 永瀬香奈子 |
土曜ワイド劇場第一級殺人弁護(2)「被害者の妻と加害者の妻が争うビデオの謎」 | 2003年 | – | 英瑞江 |
金曜エンタテイメント日向夢子調停委員事件簿(1)「殺意」 | 2003年 | – | 安川初音 |
土曜ワイド劇場「五十億を相続する女」 | 2003年 | 一路真輝主演 | – |
海猿2~炎の海に挑む・海上保安官物語~ | 2003年 | 国分太一主演 | – |
京都迷宮案内6第2話「私は誰!?逮捕されたい女…京都〜舞鶴港 届かぬ母娘愛」 | 2003年 | – | 井沢依子・斎藤はる奈 |
女と愛とミステリー「みんな誰かを殺したい」 | 2004年 | 三浦友和主演 | – |
女と愛とミステリー「女の中の二つの顔…」 | 2004年 | 余貴美子主演 | 平沢とみこ |
水曜ミステリー9「山村美紗シリーズ不倫調査員・片山由美第7作 京都・檜家一族 骨肉の争い」 | 2005年 | 池上季実子主演 | 石田洋子 |
土曜ワイド劇場「渡り番頭・鏡善太郎の推理第3作 神々の里・高千穂 燃える夜神楽殺人事件」 | 2005年 | 鹿賀丈史主演 | 桜井聖美 |
京都地検の女3第4話「vs最凶の女詐欺師 豪華庭園に咲く奇妙な花」 | 2006年 | – | 北沢えりか |
慶次郎縁側日記3第1話「峠」 | 2006年 | – | おいと |
中学生日記「誰にもいえない(後編)」 | 2006年 | – | 千晶の母 |
dramaWMBO〜経営権争奪・企業買収の行方〜 | 2007年 | – | 小野里彩子 |
土曜ワイド劇場「混浴露天風呂連続殺人ファイナル〜箱根伊豆〜セレブの夢が泡と散る バブルに踊った女たちの傷跡」 | 2007年 | – | 門倉美也子 |
未来創造堂 | 2007年 | – | – |
警視庁捜査一課9係Season2第1話「巌窟王の復讐」・第2話「殺人係長」 | 2007年 | – | 渡辺さゆり |
トリハダ2〜夜ふかしのあなたにゾクッとする話を「ネック」 | 2007年 | – | – |
月曜ゴールデン十津川警部シリーズ第39作「飛騨高山に消えた女」 | 2008年 | – | 小野寺由美子 |
浅見光彦シリーズ第26作「津和野殺人事件」 | 2008年 | – | 彦野敬子 |
弁護士・高見沢響子第9作「家族にあらず!!夫と娘を殺害した鬼畜女!?」 | 2008年 | – | 宮村奈津子 |
ジュテーム〜わたしはけもの | 2008年 | – | 山藤純子 |
2010年代
タイトル | 公開・放送年 | 監督・原作・出演者 | 役名 |
---|---|---|---|
赤かぶ検事 京都篇連続ドラマ第4話「能面の女」 | 2010年 | – | 岩渕美希子 |
フジテレビ開局50周年記念ドラマ・わが家の歴史第三夜「一家を襲う最大危機 感動最終章」 | 2010年 | – | ホステス・インゲ |
ケータイ発ドラマ 激♥恋…運命のラブストーリー… | 2010年 | – | 立花晴美 |
土曜ワイド劇場「夏樹静子作家生活40周年記念作品・天使が消えていく」 | 2010年 | – | 蟻川梨枝 |
土曜ワイド劇場「はみだし弁護士・巽志郎第11作」 | 2011年 | – | 大信田裕美子 |
おみやさん 第8シリーズ第1話 | 2011年 | テレビ朝日 | 沖田佐知子 |
マジすか学園3 | 2012年 | – | 所長 |
レディ・ジョーカー | 2013年 | – | 秦野美津子 |
月曜ゴールデン「警視庁鑑識課〜南原幹司の鑑定〜第3作」 | 2013年 | – | 山口珠世 |
金曜プレステージ「西村京太郎スペシャル 警部補・佐々木丈太郎第7作 死の高層マンション」 | 2014年 | – | 大橋亜木子 |
水曜ミステリー9「横山秀夫特別企画 永遠の時効」 | 2014年 | – | 魚住貴子 |
赤と黒のゲキジョー「浅見光彦シリーズ第51作 中央構造帯〜平将門伝説殺人事件〜」 | 2014年 | – | 前原ひとみ |
土曜ワイド劇場特別企画「スペシャリスト3」 | 2015年 | – | 星田満子 |
ホテルコンシェルジュ第9話、最終話 | 2015年 | TBS | 小早川光子 |
警視庁・捜査一課長第6話 | 2016年 | テレビ朝日 | 西崎波留美 |
特捜9第3話「着物の悪女!告発!!殺人都市計画」 | 2018年 | テレビ朝日 | 大屋千鶴 |
将軍(Shōgun) | 2024年 | FXP | 桐 |
洞口依子さんは、映画やテレビドラマに数多く出演し、その多彩な演技力で多くの視聴者を魅了してきました。
黒沢清監督や伊丹十三監督とのコラボレーションをはじめ、数々の名作で主演を務め、幅広い役柄を見事に演じ分けています。
テレビドラマでは『愛という名のもとに』や『ふぞろいの林檎たちIV』などのヒット作に出演し、彼女の存在感を示しました。
また、最新の出演作『将軍(Shōgun)』でもその実力を発揮し続けています。
洞口依子さんの輝かしいキャリアは、今後も多くのファンを魅了し続けることでしょう。
洞口依子さんの病気と夫との闘病生活
洞口依子さんの人生は、多彩な才能と人柄で多くの人々を魅了していますが、その背景には壮絶な病気との闘いがありました。
2004年に子宮頸がんと診断された洞口さんは、子宮と卵巣の全摘出手術を受け、その後も長い闘病生活を送りました。
彼女の強さと勇気は、多くの人に希望と感動を与えています。
洞口依子さんが子宮頸がんと診断されたのは、38歳の時でした。
彼女はそれまでにも不正出血や貧血などの症状に悩まされていましたが、これらを夏の疲れやストレスのせいと考え、病院に行くのを先延ばしにしていました。
最終的に病院を訪れたのは、症状に気付き始めて数ヶ月後のことでした。
診断結果は「子宮頸がん1B2期」で、すでにがんの大きさは5センチに達していたのです。
医師からは、広汎子宮全摘術を受けるよう勧められました。
この手術は、子宮とその周囲の組織を大きく切除するもので、若い女性にとっては非常に過酷な選択でした。
洞口さんは、手術によって女性ホルモンが出なくなり、様々な後遺症が出るリスクがあることを理解しつつも、がんを根治するためにはこの手術が必要だと決意しました。
手術は8時間にも及び、子宮、卵巣、骨盤内のリンパ節、靭帯、膣の一部を摘出しました。
その後も放射線治療や抗がん剤治療が続きましたが、洞口さんは不安障害やうつ状態にも悩まされるようになりました。
治療中には、自殺を考えることもあったと言います。それでも、夫の葛西弘道さんの支えが彼女を支え続けました。
葛西さんは、「たとえ子供が産めなくても、あらゆる困難に立ち向かおう」という言葉で洞口さんを励まし続けたのです。
沖縄での療養生活も、洞口さんの回復に大きく寄与しました。
自然に触れ合うことで、彼女は「私は生きなければいけない」と感じるようになったと言います。
また、闘病生活の経験を元に、自身のブログで赤裸々にその様子を綴り、多くの人に病気の予防や早期発見の重要性を訴えました。
洞口依子さんは、2007年に自身の闘病記『子宮会議』を出版し、病気との闘いを通じて得た経験を多くの人と共有しました。
この本では、病気発覚から手術、そして治療を続ける中での心の葛藤や、家族の支えの重要性について詳しく描かれています。
また、イベントなどで予防検査の重要性を呼びかける活動も行っています。
2019年には、TBSの『爆報! THE フライデー』に出演し、リンパ浮腫での闘病生活についても明かしました。
リンパ浮腫は、リンパ液が正常に流れなくなる病気で、治療が長期にわたることが多いです。
それでも洞口さんは、前向きにこの病気と向き合い続けています。
洞口依子さんの闘病生活は、多くの人にとって勇気と希望の象徴です。
彼女の強さと家族の支え、そして前向きな姿勢は、病気と闘うすべての人々にとって大きな励みとなっています。
洞口さんの経験は、病気予防の重要性を再認識させるだけでなく、人生のどんな困難にも立ち向かう勇気を教えてくれます。
まとめ
今回は洞口依子さんの経歴・闘病生活について色々調べてみました。
最後までお読みいただきありがとうございました。